「箱」

自分の小さな「箱」から脱出する方法、という本をご存知だろうか。

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「箱」

6年前に初めて呼んだのだが、心理学でいうところの「認知の歪み」を「箱」というメタファーで扱っているものだ。

「箱」とはなにか

  • 自己欺瞞
    • 自分が他人のためにすべきだと感じたことに背く行動を「自分への裏切り」と呼ぶ
  • 視点の歪み
    • 自身を正当化するために、他人の悪い面に注目し、現実を見る目が歪められる

本書では主人公の研修を通じて自己欺瞞に気づき、克服するストーリーになっている。こういったストーリー形式だと他人の視点を自分視点として捉えることができるので、より肌感の強い刺さり方をするのだと思う。

「箱」に入るとどうなるか

  • 人間関係の悪化
    • 自分を正当化するために他人を非難する。結果として人間関係が悪化する。
  • 自己中心的な視点
    • 自分の問題を他人のせいにして、自分の行動を正当化するために他人を悪者にする。

「箱」から抜け出す方法

  • 自己認識
    • まず、「箱」に入っている、と自分がきづくこと。
    • そのうえで自分の行動を見直す。
  • 他人の立場に立つ
    • 他人の立場で捉える。自分の行動を見つめ直す機会とする。
  • 自己正当化をやめる
    • 正当化をやめ、他人に対して素直な気持ちで接する。

最近、毎月のコーチングのなかで、“箱"に入っているかもしれませんね、というお言葉をもらったことがある。これは自身の行動をなにかの要因で規定されてしまっているように見えたから頂いた言葉だと思う。

自己正当化をしているフシがこのところあるな、と思う。内容を思い出すために 生成AI の要約を片手に思い出しながら個人の文章も差し込んでみた。自宅にあるこの本を再度読み直そう。箱を抜け出して最も生きやすくなるのは自分自身だ。